ある自称モデルという女がいた。

知り合いの社長さんとご飯を食べたとき、連れてこられた女。初めて会ったとき、元気いっぱいで、明るい良い子と思っていた。

彼女は、地方から上京したばかりだから、仲良くしてあげてって言われ、連絡先を交換したわけ、女優になりたいから、私の友人の劇団がちょうど今劇を上演した最中なので、一緒に見にいく?と、正直に今思えば誘わなければよかった。
 

  
演劇の前に、早めに会って、お茶をしようと彼女が言ったから、お茶をしにいた。同じ歳だし、普通はお茶をするとすればよ、割り勘でしょう。しかし、彼女はあなたは社長の奥さんだから、お茶代を払ってくれるのが当たり前でしょう~みたいなことを言い出して、面倒なので、一応払ってあげた。また、浅草の商店会に歩くと、煎餅が食べたいと言い出して、また「買って、買って」って、煎餅ぐらいならと、やっぱり買ってあげた。もちろん、その後の演劇チケットも買わされた。

なんというか、駆け出しのモデル!?ってお金がないって分かってるけど、彼女は「モデル」だけど、居酒屋かバーかでバイトもしてるぐらいで、貧乏で分かってるけど、一緒にいるだけで気持ちよくないもんね。

この前、わたしがしていたヘアバンドが可愛いからってちょうだいって言ってきたし、厚かましいやつ。一応、私のいらない服をたくさんあげてたけど、この前、彼女のブログをみて、自分のオークションで売ってるみたい。まぁ、どうせ捨てるものだし別にいいけど、ただどこまでも厚かましい女なんだね。